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こんにちは、おうちヌコです。
2023年公開の映画『フォール/FALL』のネタバレ感想をお届けします。
高さ600メートルのテレビ塔から降りられなくなった女性二人を描くワンシチュエーションスリラー。次から次へと起こるアクシデントにこっちの心拍数も上がりっぱなしです。
テレビ塔の上からの景色はどこからどう見ても本物。高所恐怖症の人は見ちゃダメなやつ!
映画『FALL/フォール』の作品情報
原題 | Fall |
公開年(日本) | 2023年 |
製作国 | アメリカ、イギリス |
上映時間 | 107分 |
ジャンル | サバイバルスリラー |
監督 | スコット・マン |
脚本 | ジョナサン・フランク スコット・マン |
主なキャスト | グレイス・キャロライン・カリー ヴァージニア・ガードナー |
映画『FALL/フォール』の簡単なあらすじ
山でのフリークライミング中に夫を落下事故で亡くしたベッキーは、1年が経った現在も悲しみから立ち直れずにいた。親友ハンターはそんな彼女を元気づけようと新たなクライミング計画を立て、現在は使用されていない超高層テレビ塔に登ることに。2人は老朽化して不安定になった梯子を登り、地上600メートルの頂上へ到達することに成功。しかし梯子が突然崩れ落ち、2人は鉄塔の先端に取り残されてしまう。
映画.com
映画『FALL/フォール』の感想【ネタバレあり】
ワンシチュエーションもの好きならハマる
映画『FALL/フォール』は、ストーリーの大半がテレビ塔というワンシチュエーションで展開されます。
私はワンシチュエーションものが大好きでよく見るんだけど、間違いなくトップ3に入るくらい面白い映画でした。とにかく飽きさせないようにあの手この手でハラハラさせてくるんですよ。
映像が本当にリアルで綺麗で、まるで自分が高さ600メートル超えのテレビ塔にいるみたい。あの臨場感はすごい。CGっぽさが皆無でした。私は高所恐怖症じゃないけど、それでもずっと高いところにいる落ち着かなさでゾワゾワしてたくらい。
映画を見終わった後は、絶叫系のアトラクションに乗った後のような心地良い疲労感が味わえます。これだからハラハラ系の映画はやめられない。
ハンターのぶっとび具合がすごい
夫を失ったベッキーを明るく励ましてくれる友人のハンター。友達思いの良い子かと思いきや、「遺灰をテレビ塔の頂上から撒いて恐怖を克服しようよ!」みたいなこと言い出すヤバい奴でした。
しかも「デンジャーD」という名前でYouTube発信していて、フォロワーはなんと6万人という濃ゆいキャラ。
今回ベッキーをテレビ塔に誘ったのは、ベッキーのためってよりYouTubeのためだったらどうしよ。あまり乗り気じゃないベッキーを説得する時からテンションあげあげだったからあり得るかも(;´Д`)
視聴者へのサービスなのか、テレビ塔の途中にある狭い台を片手で握って「いぇーい!」なんてぶら下がっちゃったり、とにかく何やらかすか分からん。つーか握力どんだけ〜!
しかもベッキーにまで強要するし…って、ベッキーもできるんかい!!あんなの普通落ちるわ!何なの?握力ゴリラなの!?
でもテレビ塔登ろうって提案も握力が強いのも、クライミング好きあるあるなのかも。やだ怖い((((;゚Д゚))))
YouTuberのリアルが垣間見れる映画
ハンターを通してYouTuberのリアルが垣間見れたのは面白かったです。なんせ未知の世界なんでね。
そう、ハンターがぶっ飛んだ行動を取るのはYouTuberのサガ。目立つことやって再生数稼いでなんぼです。
胸元の開いた服を選んだり、視聴者のワクワクを煽るような言葉を投げかけたり、映える画角で撮影したりと抜かりありません。
まぁぶっちゃけ企画そのものが美味しいんですよね。「高さ600メートル超えのテレビ塔に命綱1本で登ってみた」みたいな動画があったらフツーに気になりますもん。私なら見る(笑)
ていうか友達がYouTuberとか、めっちゃ令和ぁ…。
次から次へと襲いかかるアクシデント
よくもまぁテレビ塔という一つの場所でこんなに思いついたねぇ!って感心するほど、次から次へとアクシデントが起こります。
ハシゴが壊れる、スマホの電波が届かない、水の入ったリュックが落ちる、ドローンを飛ばすもバッテリー切れ…と、最悪のオンパレード。
こんなのもう絶対ムリやん…。と、何度も絶望に叩きつけられます。私なら多分諦めてる。そのくらいの絶望。
でも映画で見てる分にはめちゃくちゃ楽しいんですよね、アクシデントって。「ひゃ~!どうなっちゃうの!?」なんて言いながらワクテカしちゃいました(笑)
二人は知恵を振り絞ってアクシデントを乗り越えていくんだけど、ほんとすごいんです。生きるか死ぬかの瀬戸際なので集中力がハンパない。特にハンターは危険ネタを扱うYouTuberなだけあって頼もしいのなんの。
それにハンターには自分がベッキーを巻き込んでしまったという罪の意識もありますからね、めっちゃ頑張るんですよ。ベッキーを明るく励ましたり危険なことを率先してやってくれたり。ベッキーもベッキーで「こんなことになったのはあんたのせいよ!」と責めないから好感もてる。
次から次へと起こる最悪なアクシデントをハラハラ楽しみながらも二人の無事を祈る私。もう感情は大忙しです。
ベッキーの夫が意外とクズだった
ベッキーの夫がハンターと浮気してたってのは、かなり驚きました。
これってベッキーとハンターがテレビ塔の上で揉み合いになってもおかしくないくらいの激ヤバ案件ですよね( ゚Д゚)
でもうまいなぁと思うのが、この事実によって色んな伏線が回収されるところ。
パパがベッキーに言った「あの男(ベッキーの夫)はお前が思うような男じゃなかった」ってセリフや、ハンターが夫を亡くしたベッキーに1年近く連絡してこなかったこと。こんな仲良しな友達なのに何で?って思ってたから腑に落ちた。ベッキーは結構ガチ恋だったんだね。
結婚することになったから別れたって言ってたけど、それでも余裕でアウトですから~!(;´∀`)
テレビ塔は実在した!
映画に出てくるテレビ塔は、カリフォルニア州にあるサクラメント・ジョイント・ベンチャー・タワーという鉄塔がモデルらしいです。その高さはなんと625メートル!
残念ながら今は廃墟となっているそうですが、取り壊されてないのがすごい。
なんでもこの鉄塔に不法侵入してパラシュートでダイブする輩が多いんだとか。命知らずぅ〜。
ちなみにこのような鉄塔の電球を交換するお仕事ってのがあるらしいですよ。映画の中でも電球がちゃんと点灯してたから、当然と言えば当然なんだけど、それでも驚いちゃいますよね。
しかも働く(交換する)のは年二回だけで年収400万とか。やってみたいかも!?
ハンターが実は死亡してた!?
ベッキーをめちゃくちゃ励ましてくれてたハンターが実はベッキーの幻影だったと判明した時のぞわっと感。そこらのホラーよりホラーでした。「え!そうだったの!?いつから!?」ってパニックになること間違いなし。
でも見返してみるとたくさんの違和感が散りばめられてました。あまり頭を使わずに映画を楽しむタイプなもんで全く気がつかなかったよ…(;´∀`)
そして同時に襲い掛かるデジャブ感。私、この手法が使われた映画見たことある…!『海底47メートル』とか『アドリフト 41日間の漂流』とか。
こういうの嫌いじゃないから困る。
ハゲタカを生で食べるとか…!
ベッキーが生きたハゲタカを殺して食べるシーンはグロかったです。むしる音とか、噛み砕く音とかね(;´∀`)オエ
ていうか、生の鳥とか大丈夫なん?何かの菌持ってそうですよね。生き延びるために仕方なかったとは言え、救助されたあとに何かの菌でどうにかなりそうでイヤだなぁ…。
食べるか死ぬか。でもこういう状況下で食べることを選べた人だけが生き残れるんですよね。それは『ジャングル/ギンズバーグ19日間の軌跡』という映画を見て感じました。この映画でも孵化寸前の卵のひよこ食べてたっけ(´・ω・)
マーカスどうなった?実話の映画『ジャングル/ギンズバーグ19日間の軌跡』ネタバレ&感想以上が映画『FALL/フォール』の感想でした。
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