王道が詰まったゾンビ映画「ドーン・オブ・ザ・デッド」の感想【ネタバレあり】

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こんにちは。ハラハラ映画が大好きなおうちヌコです。

2004年に公開された映画『ドーン・オブ・ザ・デッド』の簡単なあらすじとネタバレありの感想を紹介します。

ゾンビ映画の巨匠であるジョージ・A・ロメロ監督の「ゾンビ(1978年製作)」をリメイクした作品なので面白さは約束されてるようなもの。

ゾンビ映画の金字塔!「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」簡単なあらすじと感想(ネタバレあり)

ショッピングモールに籠城、感染した妊婦、装甲車での脱出、チェーンソーなど、王道がすべて詰めこまれているのでゾンビ映画好きにはたまりません!

おうちヌコ
おうちヌコ

ゾンビ×ショッピングモールのワクテカ感はパネェ。

映画『ドーン・オブ・ザ・デッド』の作品情報

原題Dawn of the Dead
公開年2004年
製作国アメリカ
上映時間98分
ジャンルゾンビホラー
監督ザック・スナイダー
脚本ジェームズ・ガン
キャストサラ・ポーリー
ヴィング・レイムス
ジェイク・ウェバー
メキ・ファイファー
マイケル・ケリー
ケヴィン・ゼガーズ
リンディ・ブース

映画『ドーン・オブ・ザ・デッド』の簡単なあらすじ

看護師のアナは夫のルイスと幸せに暮らしていた。

ある日、アナとルイスが眠る寝室に隣家の少女ヴィヴィアンが現れる。

ケガをした様子のヴィヴィアンを心配したルイスが近寄ると、突然ヴィヴィアンはルイスの喉元に噛みついてきた。

出血がひどく息絶えたかに見えたルイスだったが、突然立ち上がりアナを襲おうとする。

命からがら家から逃げ出したアナは、町の様子を見て唖然とする。ゾンビたちが次々と人間を襲っているのだ。

パニックに陥りながらも道中で出会った生存者たちと共にショッピングモールへ逃げ込んだアナ。のちに他の生存者たちもモールに逃げ込んできて、物資の豊富なモールでしばらく籠城することに。

モールのテレビでは、死者が生きた人間を襲っていること。頭を狙うと倒せること。混乱は拡大中で国家レベルの非常事態であることなどを報じていた。

このままモールにいても希望はない。そう考えたアナたちは安全かもしれない孤島を目指すことにする。

そして送迎用のバスを装甲車に仕立て、ありったけの武器を用意して、いざ港に向かいショッピングモールを後にしたアナたちだったが…!?

映画『ドーン・オブ・ザ・デッド』の感想【ネタバレあり】

ここからは『ドーン・オブ・ザ・デッド』の感想になります。

おうちヌコ
おうちヌコ

盛大にネタバレを含んでるから注意してね!

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ショッピングモールに集うワクテカ感は異常

ゾンビ映画と言ったらショッピングモール!これはお約束ですよね。

物資が豊富なので何日も籠城できる場所としては理想的。

そしてなぜか最初はショッピングモール内にゾンビたちが入り込んでいないと言う都合の良さ(笑)

アナたちがショッピングモールに入って洋服を好き勝手に着たり、自由に飲んだり食べたりしてるのを見てるだけで楽しいです。

登場人物が多い

この作品はグランド・ホテル形式(1人に焦点をあてず複数人の人間ドラマを並行して描く)と見かけたんですが、なるほど。確かに登場人物が多いです。

とりあえずアナ以外の名前を覚えることは放棄しましたが、外見だけ覚えれば何とかなるものですね(笑)

すごいのは、それぞれのキャラにちゃんと見せ場があるところ。だからどのキャラにも感情移入できちゃう。

エイム力がみんな高すぎん?

驚いたのはみんなのエイム力が異様に高いこと。

ケネスは警官だから分かるんですが、一般人であるはずの他のキャラたちも、次々とゾンビにヘッドショットを決めます(笑)

しかも走って追ってくるゾンビにですよ?自分も逃げながらですよ?いやいや、絶対こんな状況で命中させるとか無理だから!

お前ら全員バイオハザードの世界から来たのかって。

ゾンビが遠目だと普通の人間に見える(笑)

ロメロ版では歩いてたゾンビが、ザック・スナイダー版では走ります。

「走るゾンビ、こえぇぇぇ!!!」ってなるかと思いきや、そうならないのがこの作品の面白いところ。

遠目だとどうしても普通の人間が走ってるようにしか見えないんですよ。だからちょっと笑っちゃう(笑)

よ~く見ると血を流してたりするんで分かるんですけどね。

モールで日常を楽しむ様子を見せてくれるのが好き

ショッピングモールでただ悲観しながら籠城するのはメンタル病みそうですよね。

でもアナたちはちゃんと楽しむことを忘れていません。

バスケやゴルフや筋トレで体を動かしたり、好きな映画を楽しんだり、チェスに明け暮れたり。

しまいには駐車場に群がるゾンビの中から有名人に似たゾンビを撃ち抜くゲームなんかもやってましたよ(;´∀`)

数秒だけ流れるアダルティなシーンは家族と見ると気まず過ぎる

ショッピングモールで思い思いの時間を過ごすアナたちの様子を映すところで、アダルティなシーンが流れます。

本当に数秒ですが家族と見ると気まずい空気になること間違いなし(笑)

でもこういう雑なお色気シーンはB級映画のお約束なので致し方なしです(;´・ω・)

赤ちゃんをゾンビにする悪趣味さは評価したい

ゾンビ化した妊婦さんが産気づいてショッピングモール内で出産するんだけど、産まれた赤ちゃんまでゾンビ化してたのは良かったですね。ある種の潔さを感じました。

アメリカ映画って動物や子供に優しいイメージだけど、非情にやり切ったところは評価したいですね(*’ω’*)

銃器ショップのアンディとの関係が好き

ショッピングモールの向かいにある銃器ショップの店主アンディと仲良くなったケネス。

ホワイトボードに書いたメッセージでやり取りしながらチェスを楽しんだり、屋上からゾンビを撃ち抜くゲームを楽しんだり、離れてて声も知らない相手と仲良くなってるのがすごく良い。

空腹を訴えるアンディを心配して食料を届けようとしたり、仲間と認識してる感じが最高でした。

死んだ夫を忘れて恋をするアナ

どのくらいの期間ショッピングモールにいたのか分からないんだけど、アナが夫以外の男の人を簡単に好きになってて「え?」ってなった。

あれかな。吊り橋効果。ゾンビから逃げてるドキドキ感が恋してると錯覚しちゃったのかな。

でも私もバイオハザードとかのゾンビゲームやってる時に生存者に遭遇すると依存したくなるから気持ちは分かるかも(;´∀`)

犬が死なない優良映画

ショッピングモールの駐車場にいた迷い犬を「チップス」と名付けて可愛がるニコール。父親を失って心の拠り所が欲しかったのもあったんでしょう。

でも私は犬が出てきた時点でゾワゾワしました。犬好きだから犬が死ぬのは困るんですっっ!!(´;ω;`)

最高に心臓がバクバクしたのは「チップスならゾンビに襲われないからアンディのお店に食料を届けに行かせよう!」と決まった時ですね。やめろや。犬だからって絶対軽視してるやん。

まぁでもゾンビは人間にしか興味がないらしいので、最後の最後までチップスは無事でした。なのでドーン・オブ・ザ・デッドは優良映画で間違いなし(笑)

ラストがエグい…

ショッピングモールから脱出して島を目指すアナたち。

案の定、ゾンビの襲撃に遭って仲間が何人も死ぬんだけど、どうにかこうにか島にたどり着いたんです。そして流れるエンドロール。

でもここからがエグい…!(゚Д゚;)

大抵の映画は「ゾンビたちがいる本土から脱出できたからもう安心だ!」って感じで終わるじゃないですか?だってエンドロールまで流れてるんだもん。

でもそんな甘いラストじゃなかった。たどり着いた島も既にゾンビに侵されていたという…。これは絶望しかない。

で、エンドロールで挟まれる映像は登場人物が撮影している実際の映像ってテイだからPOV形式になるんだけど、この映像が怖いのなんの。

でもこういうの嫌いじゃないから困る。

まとめ(総評)

何だかんだ言ってもやっぱり王道は面白いですね。

小難しい設定もなく分かりやすいストーリーなのも良かった。こういう肩ひじ張らずに楽しめるのが一番です。

ゾンビ×ショッピングモールのワクテカ感を味わいたい人はぜひご鑑賞あれ!

おうちヌコ
おうちヌコ

家族と見るのは自己責任で(笑)

ハラハラ度
 (4)
ストーリー性
 (3.5)
クオリティの高さ
 (4)

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