映画『エベレスト』の作品情報
- 公開年:2015年
- 製作国:アメリカ、イギリス
- 上映時間:121分
- 監督:バルタザール・コルマウクル
- 脚本:サイモン・ビューフォイ、ウィリアム・ニコルソン

実話の映画製作に定評のあるコルマウクル監督。見る前から面白さが約束されてるようなものだね。
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映画『エベレスト』の主な登場人物(キャスト)
ロブ(ジェイソン・クラーク)
登山ガイド会社「アドベンチャー・コンサルタンツ(AC)社」を設立したベテランの登山家。4年間で19人の顧客をエベレスト登頂に導いた実績を持つ。
妊娠中の妻に必ず戻ることを約束し、「AC隊」の隊長として顧客のエベレスト登頂をサポートするため出発する。
▼ジェイソン・クラーク
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主な出演作
- 猿の惑星:新世紀(ライジング)(2014)
- ナチス第三の男(2019)
- ペット・セメタリー(2020)
- シルクロード.COM-史上最大の闇サイト-(2022)
ベック(ジョシュ・ブローリン)
「AC隊」の顧客。6万ドル支払ってツアーに参加した医師。登山経験は豊富。妻からは「次に登山したら離婚する」と言われているが週6のジムで体を鍛えて登頂に挑む。
▼ジョシュ・ブローリン
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主な出演作
- メン・イン・ブラック3(2012)
- ボーダーライン(2016)
- デッドプール2(2018)
- アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(2018)
ダグ(ジョン・ホークス)
「AC隊」の顧客。複数の仕事を掛け持ちして登山費用を捻出した。前年もエベレスト登頂を目指したが叶わず、今年こそはと意気込んでいる。
▼ジョン・ホークス
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主な出演作
- ウィンターズ・ボーン(2011)
- マーサ、あるいはマーシー・メイ(2013)
- スリー・ビルボード(2018)
難波康子(森尚子)
「AC隊」の顧客。7大陸最高峰の6つを制した日本人女性。6つ登ったから当然7つ目も登るんだと静かに語る。
▼森尚子
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主な出演作
- トプシー・ターヴィー(1999)
- ライフ(2017)
- ザ・テラー(2019)※テレビドラマ
スコット(ジェイク・ギレンホール)
「MM隊」の隊長でロブの大切な仲間。登れない者は置いて行くスタンスだが、顧客のためにステロイドを打ってでも登頂をサポートする熱い一面もある。
▼ジェイク・ギレンホール
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主な出演作
- デイ・アフター・トゥモロー(2004)
- ナイトクローラー(2015)
- スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019)
ヘレン(エミリー・ワトソン)
「AC隊」のチーフマネージャー。ベースキャンプに滞在してみんなのサポートをする。
▼エミリー・ワトソン
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主な出演作
- ミス・ポター(2007)
- 戦場からのラブレター(2014)
- 博士と彼女のセオリー(2015)
ガイ(サム・ワーシントン)
「AC社」の登山ガイド。ロブたちとは別の隊でプモリを目指すが、時々ロブたちの様子を見て気にかけている。
▼サム・ワーシントン
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主な出演作
- ターミネーター4(2009)
- アバター(2009)
- ザ・ボディガード(2017)
- ギャング・オブ・アメリカ(2021)
映画『エベレスト』の簡単なあらすじ
1996年の春、登山ガイドのロブは顧客を募りエベレスト登山ツアーを実施することに。
山登りを妻に反対されつつも週6のジムで体を鍛えて挑むベック、仕事を掛け持ちして登山費用を捻出し前年の雪辱を晴らそうと意気込むダグ、すでに7大陸最高峰の内6つを制した日本人女性の難波康子など、参加した登山家たちはロブが隊長を務める「AC隊」のメンバーとしてエベレスト登頂を目指す。
エベレストのベースキャンプではチーフマネージャーのヘレンが一行を出迎える。
AC隊のメンバーはエベレストの薄い空気に慣れるため、一定の場所まで登ったらベースキャンプへ戻るという訓練を1ヶ月間こなすことに。
そしていざ登頂を目指す日がやって来た。
慎重に歩を進めるメンバーたちだったが、最大の難所である“ヒラリーステップ”でロープが張られていないというアクシデントが発生。ロープを新たに張り直したため数時間もロスしてしまう。
それでもどうにか山頂に到着し、喜ぶメンバーたち。
しかし今度は下山中に酸素が不足するという事態に。さらに天候が急変し猛烈な嵐が襲い掛かり…。

ほんの少しの判断ミスからじわじわと死に繋がっていく様子が怖い。
映画『エベレスト』の見どころ【ネタバレなし】
本当にエベレストで撮影してるから迫力がある!
なんと言っても実際にエベレストで撮影してるので迫力がレべチです。
右を見ても左を見てもエベレストの壮大な景色が広がってるので、まるで自分がその場にいるかのような錯覚に陥ります。
クレバスに掛けたハシゴを渡るシーンや、最大の難所であるヒラリーステップの足場の悪さなど、見てるこっちがハラハラする感じはたまりません。
でもやっぱり撮影はかなり大変だったみたいです。マイナス30℃の極寒の中で毎日12~14時間撮影するからキャストも疲れ果ててしまい「早く帰りたい」という声も挙がっていたとか。そりゃそうだ。
スタッフが高山病になったり、雪崩でセットが埋もれてしまったり、寒すぎてカメラが凍って故障したりとトラブル続きだったそう。よくみんな無事だったな…(;゚д゚)
映画「エベレスト」観た。俳優、スタッフが文字通り命がけで撮影した壮絶に恐ろしい映画だった。一生登山なんかしないと心に誓った。エベレスト登るのって成功して得るものの量と失敗する危険の量が圧倒的に違いすぎるのに、なんで挑むの?切れそうなヒモでバンジージャンプするようなもんでしょ?
— かしゆそ (@ochibishima) January 11, 2017
シビアな世界を垣間見れる
ほんの少しの判断ミスが命とりになるシビアな世界が垣間見れます。
特に最大の難所「ヒラリーステップ」の上にロブが取り残された時の絶望感はヤバかった…。
ヘレンとの通信で酸素ボンベを持ってくるようロブが言うのですが、その時にヘレンが「ヒラリーステップの下よね?」と聞くんですよ。で、ロブが「上だ」と答えた途端にヘレンの顔色がサッと変わるんです。
無知な私は「え、上か下かでそんな変わるの?だってヒラリーステップって数メートルしかないからすぐ移動できるんじゃないの?」なんて思いながら見てたんですが、そのわずかな距離が生死を分けるんですね。
そんなシビアな世界が垣間見れるのも実話だからこそ。
Google earthでみるエベレスト。
映画の中のヒラリーステップはこんなに上の方なのか。。。 pic.twitter.com/ZGwLb8wpLQ— ayudukin (@ayudukin) July 28, 2018
つい目で追ってしまう日本人女性の存在
顧客に難波康子という日本人女性がいるんですが、なぜかついつい目で追ってしまうんですよ。
たった1人でも日本人がいると「遠い外国のお話じゃなくって本当にあった話なんだ」ってリアルさが増しますね。
難波康子さんは社会人登山家で、日本人女性では2人目のエベレスト登頂者だそう。
AC隊では紅一点で登頂を目指すんですが、「なぜ苦しいのに登るんだ」という問いに対し、ゆっくりと静かに答える姿が印象的でした。
そんな控えめな難波康子さんが山頂で大喜びしてる姿には思わず感涙(´;ω;`)
映画「エベレスト3D」の印象がまだズシリと残っている。その中で実在した難波康子さんという日本人女性登山家が出てくるのだが、彼女の人生だけで1本の映画になるなと思った。どうして山に登るのか?それは、そこに山があるから。。。 pic.twitter.com/QHL4GHDTaT
— iano (@ianoianoianoo) December 1, 2015
見終わった後の心地よい疲労感
映画では派手なことは起こりません。ひたすらエベレスト山頂を目指してゆっくり歩を進めるだけ。
でも、クレバスに掛けたハシゴから落ちそうになったり、設置されてるはずのロープがなかったり、酸素ボンベが不足したりといった小さなトラブルが起こります。
何かトラブルが起きるたび「マジか…(゚Д゚;)」と寿命が削られていく思いをしていた私。いや、見てるだけなのに本当に疲れるんですよ。
そんなんだから映画を見終わるともう疲れがドッと出ます。まるで自分がエベレストに登ったかのように。
この心地よい疲労感はぜひ味わってみて欲しいです。
昨日のエベレストの余韻がまだ残ってる。凄まじい映画だったな
— ワイヤー (@amikoba1) November 8, 2015
以上が映画『エベレスト』の簡単なあらすじ、見どころでした。
命がけの山登りを疑似体験したい人は必見です。

この映画を見て一生山登りしないって誓った。
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