実話だからこそ超リアル!映画『エベレスト』の簡単なあらすじ&感想【ネタバレあり】

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2015年の映画『エベレスト』の簡単なあらすじと感想をネタバレありでお届けします。

エベレストで起きた大量遭難事故を題材にした映画だから超リアル。しかも実際にエベレストで撮影したというガチっぷり。

見てるだけで体力が奪われそうな命がけの山登りを疑似体験したい人におすすめの映画です。

映画『エベレスト』の作品情報

原題Everest
公開年2015年
製作国アメリカ、イギリス
上映時間121分
ジャンルサバイバルドラマ
監督バルタザール・コルマウクル
脚本サイモン・ボーファイ
ウィリアム・ニコルソン
主なキャストジェイソン・クラーク
ジョシュ・ブローリン
ジョン・ホークス
森尚子
ジェイク・ギレンホール
エミリー・ワトソン
サム・ワーシントン
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映画『エベレスト』の簡単なあらすじ

1996年の春、登山ガイドのロブは顧客を募りエベレスト登山ツアーを実施することに。

山登りを妻に反対されつつも週6のジムで体を鍛えて挑むベック、仕事を掛け持ちして登山費用を捻出し前年の雪辱を晴らそうと意気込むダグ、すでに7大陸最高峰の内6つを制した日本人女性の難波康子など、参加した登山家たちはロブが隊長を務める「AC隊」のメンバーとしてエベレスト登頂を目指す。

エベレストのベースキャンプではチーフマネージャーのヘレンが一行を出迎える。

AC隊のメンバーはエベレストの薄い空気に慣れるため、一定の場所まで登ったらベースキャンプへ戻るという訓練を1ヶ月間こなすことに。そしていざ登頂を目指す日がやって来た。

慎重に歩を進めるメンバーたちだったが、最大の難所である“ヒラリーステップ”でロープが張られていないというアクシデントが発生。ロープを新たに張り直したため数時間もロスしてしまう。

それでもどうにか山頂に到着し、喜ぶメンバーたち。

しかし今度は下山中に酸素が不足するという事態に。さらに天候が急変し猛烈な嵐が襲い掛かり…。

映画『エベレスト』の感想【ネタバレあり】

ここからは映画『エベレスト』の感想になります。

おうちヌコ
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盛大にネタバレを含んでるから注意してね!

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本当にエベレストで撮影してるから迫力がある!

なんと言っても実際にエベレストで撮影してるので迫力がレべチ。ものすごい迫力があります。

右を見ても左を見てもエベレストの壮大な景色が広がってるから、まるで自分がその場にいるみたい。

クレバスに掛けたハシゴを渡るシーンや、最大の難所であるヒラリーステップの足場の悪とかめちゃくちゃリアルだから、ハラハラして見てるこっちの心拍数も上がりました。

やっぱり撮影はかなり大変だったみたいです。マイナス30℃の極寒の中で毎日12~14時間撮影するからキャストも疲れ果ててしまい「早く帰りたい」という声も挙がっていたとか。そりゃそうだ。

スタッフが高山病になったり、雪崩でセットが埋もれてしまったり、寒すぎてカメラが凍って故障したりとトラブル続きだったそう。よくみんな無事だったな…(;゚д゚)

エベレスト登るのに大金が必要なの知らんかった

エベレストの登山ツアーに支払う費用が、まさかの65,000ドル!当時のレートで調べたら日本円でおよそ700万円ですって!!

ひゃ〜(º ロ º;)!!

そんなにお金がかかるなんて知らなかったよ…。

ツアー客たちはこのためにお金貯めたり支援してもらったり、どうにか工面したらしい。

ダグはお医者さんだから潤ってるっぽいけど(偏見)

ぶっちゃけ自分の家族がそんな大金はたいて危険な登山に挑戦するって言ったら、全力で止める気しかしない( ˊᵕˋ ;;;)

エベレスト登山ってかなり前から商業化してるんだね

エベレストに登る人なんてかなり少ないんだろうなと思いきや、登山隊があちらこちらに!

エベレスト登山がすっかり商業化している様子には驚きました。渋滞しちゃったりね。

まぁ山登りが好きでエベレストに慣れ親しんだ登山家なら天職かも知れないなぁ。

なんたって一人700万円だからね!命かけてるだけあってリターンもすごい(;´Д`)

3日間くらいで登って下山すると思ってたバカな私

エベレストに登るのに必要なのはお金だけじゃなかったんです。

なんと、1ヶ月以上もの期間がかかるんですよっっ!!((((;゚Д゚))))

3日間くらいで登って下山できるんだと思ってた私を誰か殴って…。

エベレストに登るのって、たくさんの犠牲が必要なんだなぁ。

  • お金を貯めて
  • 仕事を休んで
  • 体力作りして

いや無理っっっ!!!

家でゴロゴロしながら映画見てる時間が一番好きな私からすると、全く未知の世界だわ(゚A゚;)

でもきっとそれでも挑戦したくなる魅力があるんだろうな。達成感とかね。一生らんで良いや…。

日本人女性の存在で没入感が増す

ツアー客に難波康子という日本人女性がいるんだけど、なぜかついつい目で追っちゃう。

たった1人でも日本人がいると「遠い外国のお話じゃなくって本当にあった話なんだ」ってリアルさが増しますね。没入感がアップしました。

難波康子さんは社会人登山家で、日本人女性では2人目のエベレスト登頂者だそう。

AC隊では紅一点で登頂を目指すんだけど「なぜ苦しいのに登るんだ」という問いに対し、ゆっくりと静かに答える姿が印象的でした。

そんな控えめな難波康子さんが山頂で大喜びしてる姿には思わず感涙。「良かったな、康子!( ;∀;)」ってね。

なのに下山がままならず残念なことに…。

エベレスト、過酷すぎるのよ。

ヒラリーステップが超ヤバい!

エベレストではほんの少しの判断ミスが命とりになるってのをこれでもか!ってくらい見せつけてくるんだけど、最大の難所と呼ばれる【ヒラリーステップ】での描写が特にヤバかった。

ヒラリーステップって、ほぼ垂直な岩壁が12メートル続く場所らしいんだけど、そんなヒラリーステップに隊長のロブが取り残されちゃうんですよ!

この時の絶望感と言ったらもう!。・゚・(ノД`)・゚・。

ロブがベースキャンプにいるヘレンに無線で「酸素ボンベを持ってきて欲しい」って頼むんだけど、その時にロブがまだヒラリーステップの“上側”にいると知ったヘレンの顔色がサッと変わるんです。

この時点ではヒラリーステップのヤバさをいまいち分かってなかった私は、ヘレンの様子を見ても「え〜?上か下かでそんな変わらんでしょ。だってヒラリーステップって数メートルしかないからすぐ移動できるじゃん」なんてのんきなこと考えてました。

でもそんな生ぬるいもんじゃなかった。

あたりまえだけど、普通にその辺の道を歩くのと全然ちがう。ロブがどうにか進もうとするんだけど、吹雪で体力奪われてるうえに酸素も足りてなくって、たった一歩進むだけでも「いや、これ絶対に無理でしょ!!」ってのが伝わってくるんです。

実際ロブはそこから動けずに…(´;ω;`)

あの絶望感、映画でしか味わいたくないよ。でも実話だからつらい。

これって人災なのでは?

映画の中で起こる悲劇の数々は、ぶっちゃけ人災だと思う。

ロープがあるはずの場所にロープがなかったり(しかもめちゃくちゃ渋滞してる!)、予備の酸素ボンベがなかったり、登頂を目指すタイムリミットが過ぎたダグに隊長のロブが情けをかけて登頂させたり。

高いお金払って仕事を長期に休んで挑戦してるから、無理してでも登頂したかったんだろうけど、生きて再挑戦した方が絶対良かったと思うけどな。

でもこういう時って「今ここで死んでも良いから頂上を目指す!」って気持ちになるんでしょうね。そういうの分からなくもない。

結局ダグは意識朦朧となり滑落してしまうんだけど、このシーン怖かった。一瞬で落ちてくんだもん。軽くトラウマ。

見終わった後の心地よい疲労感

映画では派手なことは起こりません。ひたすらエベレスト山頂を目指してゆっくり歩を進めるだけ。

でも、クレバスに掛けたハシゴから落ちそうになったり、設置されてるはずのロープがなかったり、酸素ボンベが不足したりといった小さなトラブルが起こります。

何かトラブルが起きるたび「マジか…(゚Д゚;)」と寿命が削られていく思いをしていた私。いや、見てるだけなのに本当に心臓バクバクするんですよ。だってめっちゃリアルなんだもん。

そんなんだから映画を見終わると、どっと疲れが出ます。まるで自分がエベレストに登ったかのように。

この心地よい疲労感はぜひ味わって欲しい。気持ち良いんだ。

まとめ(総評)

エベレストは想像の100倍くらい恐ろしい場所でした。

家でまったりするのが好きな私は絶対に登ることはないけど、映画を見てるとまるで自分がエベレストに登ってる錯覚に陥りましたね。そのくらいリアル。

命がけの山登りを疑似体験したい人にはおすすめです。

おうちヌコ
おうちヌコ

実話だから悲しい気持ちになるけど、大自然のサバイバルものでハラハラするのは単純に好き。

ハラハラ度
 (4)
ストーリー性
 (3)
クオリティの高さ
 (4.5)

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