マーカスはどうなった?実話をもとにした映画「ジャングル/ギンズバーグ19日間の軌跡」を結末までネタバレ&感想を語る

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こんにちは、年間100本以上も映画を見ているアラフォー女性のおうちヌコです。

2018年の映画「ジャングル/ギンズバーグ19日間の軌跡」を結末までネタバレ&感想を語っていきます。

実在する冒険家、ヨッシー・ギンズバーグ氏の実際の体験記『Jungle』がもとになっているガチの実話なので恐怖も倍増!

映画「ジャングル/ギンズバーグ19日間の軌跡」の作品情報

原題Jungle
公開年2018年
製作国オーストラリア、コロンビア
上映時間115分
監督グレッグ・マクリーン
脚本ジャスティン・モンジョ
主なキャストダニエル・ラドクリフ
ジョエル・ジャクソン
アレックス・ラッセル
トーマス・クレッチマン

映画「ジャングル/ギンズバーグ19日間の軌跡」を結末までネタバレ

まずは『ジャングル/ギンズバーグ19日間の軌跡』のあらすじをまとめました。結末まで盛大にネタバレしています。

おうちヌコ
おうちヌコ

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世界を旅するヨッシーは二人の仲間と出会い、秘境の地を目指すことに

3年の兵役を終えたヨッシーはバックパッカーとして南米のボリビアへ旅に出ることにした。

キャンプ場に行くための船で知り合ったのは長期休暇中の教師マーカス。そしてキャンプ場ではマーカスの親友のケヴィンとも知り合う。ケヴィンはバックパッカーの間では伝説の写真家なのでヨッシーは喜ぶ。どうやらマーカスとケヴィンも偶然の再開だったようだ。

そこで魅力的な女性と幻想的な世界を見るヨッシー。何かの飲み物を飲んだあとだからドラッグ的な何かのようだ。女性と過ごす幻想に酔いしれるヨッシー。

そしてボリビアにやってきた三人。町を探索しているヨッシーはガイドをしているというカールに声を掛けられ、ジャングルの秘境に失われた部族がいるから行ってみないかと誘われる。ヨッシーは興奮して「観光客が誰でも行けるところで満足なのか」とマーカスとケヴィンを説得する。騙されていると言う二人だったが、カールは先住民とも知り合いだから大丈夫だとさらに説得。結局は直接カールに会わせることに。

カールの話を聞いて写真家として良い写真が撮れるかもと乗り気になったケヴィン。最後までマーカスは乗り気じゃなかったが、ヨッシーとケヴィンに押される形でジャングル行きを決意した。

早速出発することになった三人は荷物を選別する。ヨッシーは叔父からもらったお守りを身に着ける。

過酷なジャングルで次第に余裕がなくなっていく

ついにジャングルへ足を踏み入れた四人。これからの未知の世界に心を躍らせる。

しかし探索を開始して早々、突然の雨に見舞われてしまう四人。かなり激しい雨だが雨季はこんなものじゃないとカールに言われてしまう。

ひたすら歩き続けるうちに心の余裕がなくなってくる三人。次第に言い合いをするようになる。特にヨッシーやケヴィンほどはアグレッシブに旅を楽しんでいないマーカスに対し「どうして来たんだ」とケヴィンは言い放つ。

そしてとある村にたどり着き、しばしの休息を取る四人。心に余裕が出来たことでケヴィンとマーカスも和解した。

マーカスは知識があるので現地民の軽い怪我などを診てあげて、ケヴィンやマーカスも現地民の子供たちと触れ合ったりとしばし充実した時間を過ごす。

そしてまた秘境の地を目指して出発する四人。ジャングルの過酷な旅はまだまだ続く。

ある時、猿を見つけた。猿が木から落ちたところを銃で叩き殺すカール。撃ち殺してやってくれと懇願するマーカスだったが、ジャングルでは弾は貴重なのでこうするのが鉄則だとカールに言われて黙ってしまう。

そして猿を火で炙り食べることになり、ヨッシーとケヴィンは恐る恐る口に入れる。が、マーカスはどうしても食べられなかった。

歩き続けるうち、マーカスは足の裏がひどい炎症を起こしてしまい、みんなと同じスピードでは歩けなくなってしまう。荷物を持つと申し出るヨッシーとケヴィン。マーカスを気遣いながら再び歩き出したが、マーカスの歩調に合わせていると雨季のうちに秘境の地へ着くのは難しそうと話すヨッシーとケヴィン。ヨッシーは「あれじゃまるでガールスカウトだ」と愚痴る。

ケヴィンも自分の不甲斐なさを感じていて、ヨッシーに「嫌わないでくれ」と懇願するが、少し素っ気ない態度を取ってしまうヨッシー。マーカスは一人で泣く。

マーカスが足を負傷したことをきっかけに別行動を取ることにした四人

カールはマーカスの足のことがあるので一度村へ戻ろうと提案する。しかしヨッシーはそんなのは絶対イヤだと猛反対。ケヴィンはイカダを作って川を下ろうと提案する。カールは乗り気じゃないものの、他の三人が賛成するため川下りをすることに。

イカダが出来上がりいよいよ川下りを開始。しかし予想以上の激流でうまくいかない。カールの指示に不安を感じたケヴィンはイカダの上でカールに盾突く。

なんとか川岸に着いたがカールは激怒してその場を離れる。「カールを怒らせてどうするんだ」とマーカスになじられたケヴィンも怒ってしまうがケヴィンはさっきのカールは完全にパニックに陥っていて、きっと泳げないんだろうと考えていた。

険悪な雰囲気になる四人。カールは「もう川下りはしない。船長はケヴィンがやれば良い。俺は歩きで目的地へ進む」と言う。

話し合い、悩んだ末にマーカスはカールに着いていき、ヨッシーはケヴィンと行動を共にすることに決め、四人は川と陸に分かれて目的地を目指すことになった。
ヨッシーの本心はカールと行きたかったのだが、それをマーカスに伝えたところケヴィンと二人きりになることに難色を示したので、ヨッシーがマーカスの気持ちを汲んだのだ。

二手に分かれる前に、きちんと川の流れや危険なところを地図で説明してくれるカール。そして武器や食料を分ける時には、自分たちは三日で村に着くからケヴィン達が食料を多く持っていけと言うのだった。

別れ際はカールとケヴィンも和解。カールはケヴィンとマーカスにエールの言葉を贈る。マーカスもヨッシーとケヴィンに感謝の言葉を伝え、合流したらホステルでご馳走を食べようとお互いに励まし合い別れた。

川下りを選んだヨッシーとケヴィンだったが激流ではぐれてしまう

ここからはヨッシーとケヴィンの視点で旅が続けられる。

順調に旅路を進める二人。だが自然の脅威は容赦なく襲い掛かる。突如川の流れが激しくなり流れにのまれてしまった二人は岩になんとかしがみつく。ケヴィンが川岸に泳いでいきヨッシーを助けると言うが、間に合わずにヨッシーは流されてしまう。

命からがらなんとか川岸にたどり着いたヨッシーだったが、かなり流されたようでケヴィンとははぐれてしまった。

雨の夜を一人で耐えたヨッシーは、朝になって自分のリュックを見つけて回収する。お守りも無事だった。

ケヴィン宛に、村で助けを呼ぶとメッセージを書き、少しの食料と共に岩の上に置いて一人で進むことにしたヨッシー。

そして六日目。ひたすら歩き続けるヨッシーは木の実を見つける。木に登って取ろうとしたら大きな蛇に遭遇。別れ際カールに言われた「君は行動力がある」の言葉を思い出して蛇を岩で叩き殺す。

一人になったヨッシーはジャングルで次々と絶望を味わう

夜は少しの物音も恐怖で寝付けず、日中はひたすら歩き続けるヨッシー。そんな中、おでこに異様な膨らみを見つける。膨らみの中が少し動いた。どうやら激流に飲み込まれた時に頭を打ってしまいその傷口から寄生虫が入り込んだようだ。

その夜はマーカスが現れる夢を見て目を覚ましたヨッシー。その時近くにトラ(チーター?)が現れ、ライターの火で撃退する。

翌日、おでこの膨らみがひどくなっていたのでついに切って寄生虫と膿を出すことにした。寄生虫はかなり大きく成長していた。

歩いてるうちに鳥の卵を見つけたヨッシー。卵を割り、孵化する前のひな鳥を生のままかみ砕いて食べた。生きるためには何でも食べなくてはならない。

なんとか村にたどり着いたが、村人たちは既に移動していたようでもぬけの殻だった。絶望に襲われるヨッシーだったが、自分を鼓舞してもう一つの村を目指すことに。

しかしそんなヨッシーの足は、マーカスのようにひどい炎症を起こしていた。始めてマーカスの辛さを知って涙を流してマーカスへの謝罪の言葉を口にする。

気力を振り絞り歩き続けたものの、なんと来た道に戻ってきてしまったヨッシー。たまらず絶叫する。

ジャングルに入ってすでに14日目を迎え、雨季に突入。旅は更に過酷なものになる。

疲れ果てて眠りについたヨッシーはジャングルとは無縁の幸せな自分の夢を見る。しかしひどい雨で川が増水して目が覚める。川に足を取られまいと必死に逃げる。

村人に助けられたケヴィンはヨッシーを諦めなかった

一方ケヴィンは、倒れこんでいるところを村人に発見されて介抱してもらえた。回復したケヴィンは必死にヨッシーの捜索をお願いし、ジャングルの上空からヨッシーを探す。しかし全く姿は見えず。徒労に終わった。

この時ヨッシーは上空にミニジェットを捉えて必死に衣類を振り回して叫び声をあげていたのだが、高さがありすぎてミニジェットからは全く見えていなかったのだった。

しかしケヴィンは諦めず、他の方法で捜索をお願いする。この時すでに遭難して三週間近く経っていた。

川に詳しい人を紹介されて船を出して欲しいとお願いするケヴィン。断られたがケヴィンはボートを売って欲しいと懇願。根負けした村人は協力してくれることに。そしてヨッシーの捜索を継続する。

力なく歩みを止めていたヨッシーは先住民の女性と遭遇。女性も仲間とはぐれてしまったようだ。久しぶりに生きている人間と接して喜ぶヨッシー。二人で一緒に助かろうと女性を励ます。しかし言葉の通じない女性とは分かり合えず、女性はヨッシーの前から姿を消してしまった。絶望したヨッシーだったが再び歩き始める。

泥沼にはまってしまい抜け出せなくなったヨッシー。木の枝を掴んでなんとか一命を取り留めるものの、もう気力も体力もない。川沿いで死んだように倒れこんで朝を迎えたヨッシーは船に乗って自分を探しているケヴィンを見る。しかしうまく大声が出せない。その場で立ち上がることがやっとだった。

助けられたヨッシーだったが、カールとマーカスは…

引き返そうとした寸前でケヴィンがこちらを振り向きヨッシーを発見。ヨッシーを力強く抱きしめるケヴィン。そしてケヴィンはヨッシーを船に乗せて村へ戻る。19日目にしてついにヨッシーは助かったのだった。

その後回復したヨッシーとケヴィンはカールとマーカスがいるはずの町に戻ったが、二人の姿はどこにもなかった。何週間も捜索したが結局見つけられず、二人がどうなったのかは誰にも分からない。

なんとそれから発覚したことだが、カールは当局に追われる身で、カールが話していた失われた部族も存在しないものだったことが分かったのだった。

おうちヌコ
おうちヌコ

ここまでがあらすじだよ。結末までがっつりネタバレしちゃった。

映画「ジャングル/ギンズバーグ19日間の軌跡」を見た感想

おうちヌコ
おうちヌコ

感想をぶちまけていくぅ!

大自然でのサバイバル系がかなり好きなので、かなり面白かったです。

ジャングルって虫とか危険生物とかの宝庫ですよね。私は絶対に無理だから「うわ~」「ひえぇ~」とか言いながら、対岸の火事として見てました。

でもすごい美談みたくなってるんだけど、ぶっちゃけよく知りもしない人をガイドとして信用して仲間を巻き込んで痛い目を見させたって、これヨッシー重罪じゃね?って思ったりもしました。

マーカスがひたすら可哀想だった…。「彼には人を惹きつける魅力がある」みたいに最初に言われてて、きっとすごい優しい教師だったんだろうな~って。でも優しさゆえかサバイバルには向いてなかったのかな…。あそこで猿を食べてたら足の炎症もそこまでひどくならなかったのかなって思っちゃいました。やっぱり食べなきゃダメなんかな~って。

マーカス…最後どうなったのか本当気になる。カールと一緒に行動することを決めたのがマーカスの運の尽きだったんでしょうね…。

ヨッシーとケヴィンに対して申し訳なく思ってるところがまた、なんか切なくなりましたよ。コミュ障としては友達からのちょっとした言動で落ち込むのめっちゃ分かる。しかもケヴィンとは親友だから尚更ですよ。

まぁあの極限の状況だったから仕方ないし再会したらまた良い関係に戻れたんだろうけど、どこ行っちゃったんだ。やっぱりジャングルで生き残れるなんて奇跡なのかな。

それにしても主人公のヨッシーを演じるダニエル・ラドクリフの演技力、すごかったです。鳥のひなを食べるシーンでは「おぇぇ!!」ってなりました。多分見た人みんな同じようになる。そして今でも卵かけご飯が食べられない私…。

おでこの傷口から入り込んだ寄生虫を取り除くシーンもヤバかったです。何あのヒルみたいなやつ…。あんな大きくなるの?怖すぎぃぃ!

最後の方なんて本当にガリガリで、特殊メイク的なものもあるのかもだけど、実際に痩せて役作りしたんだろうな。本当にガリガリ具合がリアルでケヴィンと抱き合うシーンではヨッシーの骨がゴツゴツ当たる感じが伝わってきましたもん。役者さんって本当すごいですね。

ちなみに「スイス・アーミー・マン」でのダニエル・ラドクリフもベクトルは全然違うんだけど演技力パネェです。

でも、これだけはどうしても言いたい…。

どうしてもマーカスとケヴィンと並ぶとヨッシーが子供に見える!

身長が165センチと他の2人に比べて低いんだけど、多分それだけじゃなくって子役として出演していたハリーポッターのイメージが強すぎて子供に見えちゃうのかも。ダニエル・ラドクリフってこの映画の撮影時は28歳くらいで、フツーに若者なんですよね。でも大人って感じがしない。これは人気子役の過去を持つ人に共通する悩みですよね。

そしてその年齢の割にはなんか若さがないと言うか、顔がシワっぽいのが気になりました。でもこれは役作りで痩せたせいなのかも?

あわわ、ファンの人ごめんなさい(汗)

それにしてもヨッシーの生命力ってすごいですよね。あんなところで19日間も遭難してギリギリの状態でも生きてるんだから。両親には一年間だけ旅に出るみたいなこと言ってたみたいだけど、まさか自分の息子があんな目に遭ってたなんて知ったら気絶しますよ。本当に生きてて良かった…。

私はジャングルは絶対に行きたくないですね。映画を見て恐ろしさが良く分かりました。インドア派で良かった。つーか実話とか怖すぎぃ!!

マーカスはどうなったのか?カールの正体から考察

ヨッシーとケヴィンは最後までカールとマーカスに会えませんでした。「結局マーカスはどうなったんや(゚Д゚;)」とモヤモヤが残りますよね。カールはまぁその時だけの付き合いだから良いにしろ。(ひど)

普通に考えるとジャングルで何かしらのトラブルに見舞われて命を落としたと考えるのが妥当なんですが、ジャングル慣れしてるカールがそう易々と死ぬとはどうしても思えないんですよ。

なのでここでは「マーカスはどうなったのか?」の答えを、カールの正体から考察してみました(`・ω・´)ゞ

後に発覚した「カールは当局から追われていた」「カールが話していた失われた部族は存在しないものだった」という事実がカギになります。

もしやマーカスカールによって人身売買された!?

カールは表向きはガイドとして動きながらバックパッカーをジャングルに誘い込み、人身売買をしていたんじゃないでしょうか!?ありもしない秘境の地をエサにすればバックパッカーは簡単に釣れるでしょう。

そしてカールがガイドしたバックパッカー達はみんな行方が分からなくなって、カールに目をつけた当局から追われていたんじゃないかと。

つまりマーカスは誰も見ていないジャングルでカールに殺されて人身売買されてしまったわけです…。

ちょっと闇が深すぎますね…。しかもヨッシーは最初カールと一緒に行こうとしていたので、もしかしたらヨッシーがマーカスと同じ運命を辿っていたかもしれないって考えると背筋が凍ります。

いや、そもそもがカールは全員まとめて売買するつもりだったんですよ。でも二手に分かれることになったから渋々マーカスだけってことになったんじゃないかな。普通なら1度の仕事でたくさんの報酬が欲しいって考えますもんね。

カールこっわ!((((;゚Д゚))))

あくまで私の個人的な考察だけど、なくはない…よね?

まとめ

今回は、実話の映画「ジャングル/ギンズバーグ19日間の軌跡」を最後までネタバレしつつ、感想をぶちまけました。

実話ってところが恐さ増し増しですが、自分がジャングルに迷い込んだような気分になれるので、ジャングルの恐怖を疑似体験したい人にはおすすめです!

おうちヌコ
おうちヌコ

安全なおうちにいながらサバイバル映画を見るのって楽しい。

ハラハラ度
 (4)
ストーリー性
 (4)
クオリティの高さ
 (4)

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